無 罪 2012年4月27日(金)
復 権
注目の小沢元代表の裁判に判決が下された。
やはり、ただでは死なず、このまま終わらなかった。
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こうなると、この強制起訴はいったい何だったのだろうか?
検察が不起訴と判断したものを、検察審査会なるものがそれを覆す。
一つの犯罪容疑に対する真実の追究ということ以上に、何か別の
力が働いているような気がしてならない。
この制度自体、甚だ疑問が残る。
野党だけではなく党内にもこの判決にがっかりし、戦々恐々な人物も
少なくないはずだ。
本来、同じ党の仲間がこのように思うのは、全くおかしな話なのだが。
野田政権、消費税法案にも大きな影響が出、民主党分裂や橋下氏の
維新の会も含め、これで今後大きな動きが出ることになりそうだ。
良くも悪くも、政界にとって非常に大きな転機となる。
長年、陰で政界を牛耳ってきた豪腕が、なぜか総理の座だけは
縁がなかったが、ついにその時が来るのだろうか?
いよいよ、小沢氏最終章の幕が開ける。
今回の無罪判決が、すなわち小沢氏復権というものが、はたして
吉と出るか、凶と出るか?
日本の未来にとって、吉となることを願いたい。
破 綻 2012年3月 3日(土)
エルピーダメモリ
かつて世界的優良企業であった国産半導体メーカーが破綻した。
負債総額は、製造業では過去最大の約4,480億円。
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韓国勢に圧倒され、危機状態にあったがついに限界となった。
一民間企業の破綻というだけではなく、公的資金が投入された国策会社の破綻。
公的資金を投入し守ろうとしたが、わずか3年足らずでこのような結果。
税金による損失補填も最大で280億円にもなるという。
経産省は、公的資金を投入した当時とは状況が違う、破綻しても大きな影響は
ないとし、戦略を見誤った反省は感じられなかった。
確かに国民のために、血税を投入してでも守らなければならない場合もあるが
それは資本主義経済の中で、ギリギリの選択、最後の砦でなければならない。
なにか簡単に投入を決め、その後の戦略や対策も甘く、この不況下での民間
企業の危機管理や資金管理とは大きな認識のズレがある気がしてならない。
多くの企業が苦しんでいる中、より慎重に舵取りをしてもらいたい。
技術大国 2012年2月16日(木)
Made in Japan
かつて、品質や価格で世界中から絶賛された日本製品。
現在はその地位が急降下しており、中でも特に家電製品が苦戦を強いられている。
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電機大手の2012年3月期連結決算の見通しが発表され、かつての世界に名だたる
超優良企業が、ことごとく大きな赤字となってしまった。
ソニーは4期連続、パナソニックとシャープは今期赤字に転落し、その額は過去最大。
NECや任天堂も低迷している。
インフラ事業でなんとか黒字を保った日立、東芝、三菱も家電部門は不振であった。
震災やタイの洪水に円高など、外部環境悪化による影響も強いが、これまで黒字が
当たり前で貿易摩擦とまで言われた日本の貿易収支もついに31年ぶりに赤字となった。
かつての栄光は今や昔であり、その地位は韓国企業にとって変わられている。
サムスン、LGに追い抜かれ、ますます引き離されている。
このままだと日本の牙城トヨタをヒュンダイが、なんてことも現実味が帯びてくる。
現在の苦境を乗り越え、今一度世界に誇る技術大国を取り戻し、ニッポンブランド
復活を期待したい。
未来予想図 2012年2月10日(金)
危 惧
先ごろ、日本の未来を危惧する2つの衝撃的な数値が発表された。
一つは、首都圏にM7クラスの直下型地震が発生する確率が、今後4年
以内に70%だというもの。
もう一つは、50年後の日本の人口は4,000万人減少し、約8,600万人
となり、その内65歳以上の高齢者の割合が40%にも及ぶというもの。
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どちらもある程度の想定はされていたが、改めて数字で見ると恐ろしくなる。
それに対する対策、準備はどこまでできているのだろうか?
311の教訓が、今後起きるであろう大地震に対して活かされるだろうという
雰囲気が伝わってこない。
出生率向上は半ば諦めているかのように、出てくるのはお金のやり繰りである
増税や年金の議論ばかりだ。
それは、理想の社会を作り上げようというより、これまでの政策の失敗をいかに
かわすかが最優先の場当たり的な対応に見えてしまうのは、なぜだろうか?
「ずっと心に描く未来予想図は、ほら思った通りに叶えられてく」
少なくとも強い思いとともに描き続けなければ、実現はしない。
この国の未来予想図を、いったいどのように描いているのだろうか?
集中砲火 2012年2月 7日(火)
愚 弄
参院予算委員会で、田中防衛大臣が集中砲火を浴びている。
確かに言われても仕方のないほど、無知さを露呈してしまっている。

しかし、その様はどうしても揚げ足を取って、弱いものいじめをしているかの
ようにしか見えない。 実に幼稚で、愚弄な光景だった。
野党は、政府与党を監視し正すのが役目ではあるが、もはやその域を超えて
明らかに悪意があり、侮辱している。
なぜ、あんなに攻撃の的となってしまうのだろうか?
もちろん資質や対応、能力に問題はある。
ただ、それだけだろうか?
周りをイラッとさせ、何かにつけて突っ込みを入れたくなるような人には
共通する要因があるような気がする。
それは、言い訳をする、空気が読めない、そして人がいい。
人がいいから相手を攻撃せず、反論もキレがなく弱い。
そして、悪になり切れないから、悪知恵が働かず、要領が悪い。
それに、かわすのが下手くそで、素直に受け止めヘコむ。
器の小さい人間にとっては、実に攻撃しがいのある標的となる。
だから、余計に調子に乗って上から物を言い、他の人には突っ込まないような
ことまで、その人にだけは突っ込みたくなる。
自分が上に立てると思ったら、人は強気に出る。
自分は正しくて、相手はダメだということを周りにアピールし植え付けようとする。
反論がうまければ、自分が責められてしまう可能性がある。
心のちっぽけなその人たちにとっては、それは何よりも脅威だ。
それを察したら、萎縮する。
だから、そういう人に対してはそれ以上言わないし、言えない。
悲しくも、いい人で忍耐力のある人ほど、得てしてそういう境遇に陥ってしまう。
皮肉にも、田中家の養子、角栄氏の義理の息子、真紀子氏の夫という境遇を
40年以上勤め上げているということが、要因の一部であり証拠であろう。
内閣改造 2012年1月14日(土)
有言実行
内閣改造が行なわれ、第2次野田内閣が発足した。
本来の適材適所というより、明らかに消費税増税を推し進めるための布陣だ。
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問責決議が可決された一川防衛相と山岡国家公安委員長を交代させた。
可決当初、あれだけ更迭しないと言っていた総理が自分の意見を短期間で覆した。
更迭ではなく、改造にかこつけたどさくさ紛れの交代劇。
党内の小沢グループに配慮し、増税の協力欲しさに野党の機嫌を取り、その両方に
気を遣ったゆえの決断だとどうしても思えてしまう。
何かを推し進めるためには、何かを犠牲にしなければならないということはわかるが
一国の大臣を交渉の捨て駒のように使っていていいのだろうか?
国にとって重要な役割を担う大臣というものを、その時期に全国民の中で最も
適している人物に任せるという考えはあまりないのだろうか?
選挙で高らかと掲げ、国民に約束し政権交代を果たした主要因であるマニフェストも
ことごとく覆し、実行できない。
肝心なマニフェストは守らず、逆に掲げていないにもかかわらず、なぜか増税だけは
異様に執念が見られ、いつの間にか野田政権の最大の大義になってしまっている。
政策の賛否は別として、有言実行ということが国民の代表として最も必要な資質
ではないだろうかと改めて思った。
世 襲 2011年12月 2日(金)
御曹司
どんな業界でも、二世や世襲により引き継いだ者はあまり活躍したという記憶がない。
親が偉大すぎて、偉大な親と比べられる環境で不運な面もあるが。
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ただ、生まれながらにレールが敷かれ、なに不自由なく苦労をしていない人が多い
ためか、庶民とずれた感覚や意識になってしまっていることも大きな原因だ。
もちろん真っ当な人も多いが、一部の坊ちゃんたちがそういう印象を与え、たとえ
どんなにエリートであっても、常識の欠けたバカ息子の割合が多い気がする。
それと創業家一族の絶対的な権力。
役員と言えども決して逆らえない社内環境。
このようなことが重なった状況下において、今回の大王製紙御曹司による
信じられない巨額の、しかもギャンブル資金のための特別背任。
先のオリンパスもそうであるが、監査法人がしっかりチェックしなければならない
上場企業でこのようなことがまかり通れば、誰も投資などしなくなる。
こんなことでは、ますます景気低迷から脱出できない。
ちょっとした心の隙によって、これまで積み上げてきた歴史や支えてくれている
多くの従業員の生活を一瞬で奪いかねないという自覚が足りないのだろうか?
危機感の無さや甘えというものが、時にすべてを破滅へと導く。
今一度、世襲制度や監査法人、社外取締役などのあり方を見直し、改善して
いかなければ、諸外国から相手にされなくなり、日本経済自体沈みかねない。
損失隠し 2011年11月10日(木)
オリンパス
取締役会や監査役は、いったい何をしていたのだろうか?
上場している大手一流企業で、こんな巨額の隠蔽ができてしまうというのは大問題だ。
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本業では、世界に誇る優良メーカーなだけに残念だ。
これは単に一企業の問題ではなく、日本企業全体の信頼が大きく失墜することになる。
事実上外国人投資家に支配されている日本の株式市場において致命的なことだ。
さらに上場廃止となれば、これまで支援してくれた株主を自らの手で裏切ることになり
まさに恩をあだで返す最低の詐欺行為だ。
株価を守ろうとした結果が、皮肉にも株価の暴落につながり、上場廃止という
最悪の事態をも招きかねない状況を作り出してしまった。
不正の道具として利用してきた企業買収も、皮肉にも逆に自社が買収される
危険性を発生させてしまった。
優れた技術と歴史があり、今回は本業外の一部役員の経営的な不祥事であるがゆえ
今ごろ世界中で虎視眈々と乗っ取りを狙っている企業やファンドが数多くいるはずだ。
やはり不正をすれば天罰が下り、得てして望みとは逆の結果に導かれるのだろう。
一時的な見栄やその場しのぎのごまかしというくだらないもののために、多くの方に
迷惑をかけ、取り返しのつかないことになってしまった。
全く割に合わない、あまりにも大きな代償だ。
TPP 2011年10月29日(土)
既得権益
TPPの参加をめぐって各種団体が切実な訴えかけをしている。
農業、医療団体は反対、経団連は賛成、議員でも賛否が真っ二つにわかれている。
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この問題、範囲が広すぎて、影響が莫大すぎて予測がつかない。
現に各省庁が発表した参加、不参加の場合の試算数値にも大きな違いが出ている。
様々な事柄が複雑に絡み合い、国民の生活にも非常に大きな影響が出てくる。
それゆえ、安易に賛成反対とは言えない。
それぞれの立場で既得権益を守ることに必死で、当事者にとってはまさに死活問題だ。
単に輸出入における関税の問題だけであればまだいいが、根はもっと深い。
世界における日本の位置付け、対アメリカ、対中国における外交問題にも深く関わってくる。
アメリカと中国の板ばさみとなり、どちら側につくのか?
この決断の裏側には、そんな選択も一緒に迫られている気がする。
参加しても地獄、しなくても地獄。
今のところそのように感じるこの問題。
日本の未来を大きく左右するものすごく重大な決断だということだけは間違いない。





横 暴
橋下大阪市長が、市職員全員に対してタトゥーを入れているかどうかの
調査を強制的に行い、結果が公表された。
タトゥーを入れていると回答した職員は110名に上り、市長は免職も
検討しているという。
プライバシーにかかわるこの調査自体問題だし、方法も自己申告、
そして後付で厳罰を科す。
こんなことをまかり通していいのだろうか?
職務時間は人目に触れないよう隠し、今後違反したら罰則ということなら
理解できるが、そうではない。
もともと市にタトゥー禁止だというはっきりとした決まり事があったのなら
理解できるが、そうではない。
入所時に審査したわけでもなく、職員になる前に入れたものまで罰則の
対象になるのは、納得がいかない。
もちろん公務員としてふさわしいとは思わないし、当然見せない配慮は
必要だが、それ以上精査すべきものではない。
タトゥーは一度入れたら、そうそう消せるものではない。
単なるファッションや流行だけではなく、いろんな意味合いにおいて
一生背負っていく決意の下、思いを込めて入れている人も多い。
大事な人を亡くし、生涯一緒にいたいと自分の体の一部に刻む。
心の拠り所やお守り、戒めといった意味もある。
単なる装飾として、一時的な軽い気持ちで入れる人ばかりではない。
見えないようにというだけはでなく、消してもらうとまで言っている。
そんな個人の思いを奪い取る権利は、どこにもない。
現在の社会情勢や法律からすると、タトゥーを入れることや入って
いること自体は、誰も否定すべきではない。
社会通念上、各組織の長は見せない配慮をしろということまでに
留めるべきだ。
宗教や言論のように自分で責任を持ち、自由であるべきだ。
決してタトゥー自体を肯定し、擁護しているわけではない。
偏見に基づいた規制の仕方に納得がいかないのだ。
ルールを作るなら、今後見える箇所に入れた職員は懲戒免職にする
など、未来を規制すべきで、過去に遡るというのは理不尽だ。
その手腕にすごく期待していただけに、今回のこの人権侵害まがいの
弁護士らしからぬ横暴には、すごくがっかりした。
J.Nakamura